のんびりルーム~軽度知的障害の私~

20歳で知的障害が判明した私のおはなし。

私は私のままで、生きていこう。

"私は、ふつうに生まれたかった。みんなと同じになりたい。障害も病気もなくしたい。そうしたら、私はもっと幸せになれるのに…"

 

これは、カウンセリングで心理士さんに見せるノートに吐き出した、文章の一部。

 

つい、2ヶ月前の事だ。

 

心の中にある「ふつうになりたい」という気持ちが爆発した時期だった。

 

 

健常な人が羨ましい。

健康な人が羨ましい。

 

みんなの中にいると、やっぱり自分は違うんだなと実感させられるから、つらかった。

 

 

こんな素直な気持ちを吐き出すと、心理士さんは、こう言った。

 

「そんなあなたが好きな人がいてくれるんじゃないかしら。少なくとも、今まわりにいる人たちはそうだと思う」

 

 

その言葉で、私は気付いた。

 

みんなと同じになれなくても良い。

私は私で良いんだ、と。

 

何故なら、私のまわりには、こんな私を受け入れてくれる人たちがいるから。

 

家族、友人、そして彼。

 

こんなにもたくさん、いてくれている。

 

 

だから、私は私のままで、生きていこう。

 

そう、思った。

 

 

みんなよりも苦手な事が多くて、ずっとずっとゆっくりのペースで生きてる私だけど、そんな自分を受け入れて生きていこう。

 

そして、これからは、ありのままの私でいよう。

 

ようやくそう思えたとき、心がスっと軽くなって、涙が止まらなかった。

 

 

 

────ここまで読んで下さってありがとうございました。