自分に自信をもつということ。
自分に自信がない。
自己肯定感が低い。
子どもの頃からずっとそうだった。
自分には何も取り柄なんてない。
そう、思っていた。
最近良く、まわりから言われること。
「なぎさんは強いね。つらい事から逃げない」
けど、自分ではそう思わない。
むしろ、自分は弱い人間だと思っていた。
だけど。
今日のカウンセリングでそのことを話すと、心理士さんからこう、言われた。
「なぎさんの"強さ"っていうのは、ブレない強さではないのよ。むしろすごく気持ちが揺れるの。揺れて揺れて、でも、最後は逃げないで困難に立ち向かう。なぎさんは、そういう強さをもっているのよ」
そう言われて嬉しかったけど、やっぱり自分ではしっくりこなかった。
正直にそう言うと、心理士さんは続けてこう言った。
「いままで自分がしてきた経験を、誰かの役に立てたい。自分のようなつらい思いを、他のひとにはして欲しくない。だからこそ、自分にしか出来ないことがある。そう思ってるなぎさん、私はとっても素敵だと思うわ」
確かに私は、SNSや療育の仕事をとおして、自分の経験が、想いが、誰かに伝わればいいと思っているし、すこしでも役に立てばいいと思っている。
でも、まさかそれを"素敵"と言ってもらえるなんて思いもしなかった。
何故なら本当に、自分に自信がないから。
そんな私へ向けて、心理士さんがある言葉をノートに書いてくれた。
「なぎさんの素敵なところ。
自分の日常が大変な事があったり、苦手な事であふれていても それでもなお、人の役に立ちたい、励ましたい、支えられる人間でありたい、と奮闘しているところ」
嬉しかった。
そしてこの言葉を見て、私は思った。
すこしずつ、ほんのすこしずつでいいから、自信をもっていこうかな、と。
そしたらいつか、胸を張って生きることが出来る日がきっとくると思うから。
━━━━━━━━━━━━━━━ここまで読んで下さってありがとうございました。